ここ数年、高倉さんの古い映画を見た事が何回かあり、私も中年になったせいか、高倉さんの渋い格好良さを凄く感じていた矢先の他界でしたので、本当に残念に思います。
没後、著名な俳優、芸能人達が、口を揃えて、「人として、男としての生き方を学んだ」と語られる高倉さんという人に、同性として敬意を払います。
もう何年も前になりますが、「ブラックレイン」という映画がありました。この映画は、高倉さんと松田優作、そしてハリウッドスターのマイケルダグラス、アンディ・ガルシアが共演した事で話題となりましたが、当時は、どちらかというと、プライベートでは癌治療を行いながら、仁義を通さないヤクザの若い親分役をした松田優作とハリウッドスター達に注目が集まりましたが、もし、松田優作がまだ生きていたら、高倉さんという俳優、そして人間を、没後にどのように語るのか見てみたかったと個人的には思います。もしかしたら、尊敬していても表向きは何も語らず、敬意は心の中にしまったままの態度を通したかもしれませんね。
何れにせよ、共演した女優達にも、男として恰好よかったと言わせる高倉さん、繰り返しですが尊敬します。
妻とテレビを見ながら、「俺も高倉健さんみたいになるよ」と言ったところ、午前0時のテレビの音以外何も聞こえないリビングで、目の前の妻は顔色ひとつ変えず、こちらを見もせずにスルーし、スマフォのゲームを始めました。。
そして視線を感じ後ろを見ると、ハッピーが屈託ない瞳でおやつのおねだりのお座りをしていました。
お前は男同士でわかってくれるよな、ハッピー(笑) |